カードローンなどで借金を重ね、複数の金融機関で借り入れを繰り返し多重債務者になったり、借金の返済が滞ったりすると個人信用情報にその事故情報が記載されます。
このような記録は例えば延滞の場合には、1回であればその後の対応によってはそれほど問題になりませんが、3回以上遅れますと「異動」と記され、事故情報とみなされます。

個人信用情報に金融事故情報が記録されることを、一般的にはブラックリストに載ると表現しています。
ですので、実際にブラックリストというリストが存在するわけではありませんが、消費者金融や銀行などの金融機関はこの個人信用情報を確認してさまざまなローンの審査しますので、ここに事故情報が記載されるということは、そういった審査に通りにくくなるということになります。
具体的には、住宅ローンやマイカーローンなども借りることができなくなる可能性が高くなります。
さらに今持っているカードローンなどの借り入れを制限されたり、借りること自体ができなくなることもあります。
持っているカードローンが利用できなくなると新しくカードローンを申し込むことになりますが、その場合でも審査に通らず新しいカードを持てないことも多いです。
このように大手などきちんとした金融会社では借入れができなくなりますので、その結果そういったブラックでも貸してくれる闇金融などに申し込んでしまう人も少なくありません。
また自己破産などの債務整理をおこないますとやはり個人信用情報に記録されいわゆるブラックリストに載ることになります。
債務整理の種類にもよりますが5年から10年ほどは新規のローンや住宅ローンや車のローン、さらにクレジットカードなどを利用できなくなります。
ですので、カードローンなどを利用する場合には返済については十分注意することが重要です。
また必要以上にあるいは収入以上に借りることがないように気をつけるという基本的なことを守るようにします。
ブラックリストに載りますと非常に大きなデメリットをかかえることになります。
住宅ローンや車のローンなどは現在必要ないから問題ないと考える人もいるかもしれませんが、いざ必要な時にローンを申し込んでも審査に通らないとなると、現金で用意しなくてはならなくなります。
そのようなまとまった大きな金額をすぐに用意することは非常に困難なことですので、やはり将来的なことを考えてもブラックリストに載るようなことは避けるようにすべきでしょう。

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